研究概要・専攻内容
高橋研究室では、主にビジネス領域における「社会システム」を研究対象とした「ビジネス複雑性への意思決定支援」のための研究を行っています。
社会とは少なくとも2人以上の人が意図的に行う諸活動を指し、家族といった小さな実体から企業や国家といった実体も社会として見ることができます。我々はこのような「社会」を1つの「システム」として認識し、「社会システム」として扱うことで問題の所在を明らかにし、問題の解決をするアプローチを行います。
社会システムは元々複雑であることに加え、近年においては、社会システムを取り巻く環境や社会システム内部自体の不確実性の増加による問題状況の更なる複雑化が起こっています(複雑適応系)。高橋研究室では、複雑適応系問題を考える際に必須の「多元性」のシステムアプローチや多元的モデリング、そして社会システムに対する多元的アプローチの技術を研究しています。
我々が主に扱っている手法として、エージェントベース社会シミュレーション(ABSS)、ハイパーゲーム理論(HG)、ソフトシステムアプローチ(SSA)等があり、中でもABSSはシステムの複雑適応系問題の突破口となりうると考えられ、近年に非常に動向が注目されている新しい学問の分野です。
高橋研究室は研究分野ごとに研究班が存在しCAMCaT班、IC班、AOC班、HG班、SSA班に分かれて、自主ゼミや勉強会を行っています。 ここでは、それぞれの研究内容を紹介します。
各研究班の研究紹介はこちら
- CAMCaT班
- IC班
- AOC班
- HG班
- SSA班