シナリオ・ワークショップ終了後「アンケート」結果集計

 

2003531日実施)
「三番瀬の未来を考えるシナリオ・ワークショップ」事務局

 

◆目次

はじめに
問1 今回のシナリオ・ワークショップに対する印象・意見などをお聞きします。
問2 三番瀬の問題を前に進めるために、「シナリオ・ワークショップ」という方法が役に立つとお考えでしょうか?近い記号を○で囲んでください。
問3 今後ご関心のあるテーマで「シナリオ・ワークショップ」型の催しがあれば参加したいですか?近い記号を○印で囲んでください。
各設問の自由記述欄


 

はじめに

*アンケート用紙は531日参加者全30名中、29名に配布し、うち28名から回答を得た。終了後ただちに帰られた1名には、後日用紙をお送りし、回答を得ることができた
*回答用紙には氏名記入欄がある。氏名記入は全29名中、25名。無記名による匿名回答は、4名。
*「お疲れさまでした」等の文字は、欄外に記入したものと判断できるが、問3部分などに示した。
* 自由記述では、判読できなかったところには「?」をつけてある。

 

問1 今回のシナリオ・ワークショップに対する印象・意見などをお聞きします。

1)全体について
 ■ 全体として参加してよかったとお考えですか?近い記号を○で囲んでください。

a.そう思う(22) b.どちらかと言えばそう思う(3) c.どちらとも言えない(2) d.どちらかと言えばそう思わない(2) e.そう思わない(0)  無回答(0)

 ■ 全体としてみた場合のご感想やご意見(良かった点、改善すべき点など)があればご自由にお書きください。

 

2)このワークショップの運営や使ったシナリオなどについてご感想やご意見をお聞きします。

 ■ 全体として妥当だとお考えですか?近い記号を○印で囲んでください。

a.妥当である(8) b.どちらかといえば妥当である(11) c.どちらとも言えない(4) 
d.どちらかといえば妥当ではない(3) e.妥当ではない(0)  無回答(3)

 ■運営やシナリオなどについて(進め方のルール、プログラム、投票の仕方、運営体制、ファシリテーター、設備など)ご感想やご意見があればご自由にお書きください。

 

問2 三番瀬の問題を前に進めるために、「シナリオ・ワークショップ」という方法が役に立つとお考えでしょうか?近い記号を○で囲んでください。

 a.役に立つ(17) b.どちらともいえない(10) c.役に立たない(1)  無回答(1)

 もし理由が書ければ・・・・・[    

                    

問3 今後ご関心のあるテーマで「シナリオ・ワークショップ」型の催しがあれば参加したいですか?近い記号を○印で囲んでください。

 a.参加したい(15) b.どちらかと言えば参加したい(4) c.どちらとも言えない(4) d.どちらかと言えば参加したくない(4) e.参加したくない(0)  無回答(2)

 もし理由が書ければ・・・・・[ 

 

 

自由記述欄

問1(1)

# 良かった点:きめ細かい対応、すすめ方。改善点:参加者の立場が片寄っていた。地元住民が少ない。混合チームは毎回変えて欲しい。(色々な人と議論したかった)

# 少なくとも三番瀬問題については、円卓会議以降最大限関わってきた感想として、今後の三番線のあり方を考える上で、大変によい勉強になりました。三日間ありがとうございました。

# 新しい手法で良かった。

# 「今」をスタートラインにして、様々な意見を持った人を集めて議論をすると、方向性がバラバラになってしまうが(円卓会議のように)、「将来ビジョン」から「行動計画」に下げてくると『やるべき事』がまとまってくるものだという体験ができたのは楽しかった。

# このような試みを実際に行うことは有意義であると思います。

# 三日間ではなく、二日間くらいでして欲しい。世代をそろえてやってはどうか。

# テーマの絞り込みがあっても良かったのでは?

# 絞った議論にしないと時間が足りない。

# メールで送った通り、特にグループ討論のアウトプット方針の徹底。

# 良かった点:多様な主体でのシナリオWSが楽しめた。改善:全体の進め方。ファシリテーターの統一・調整が不十分。

# 公開にして良いのでは。

# 深い議論が難しいと感じました。特に行動計画はもう少し深く話せる方がよいのでは。専門家に生態系を理解した人がいたほうが良かった。

# 市民意識が非常に高い。

# 高投票が片寄った(つまり、まとめカテゴリーが傾向?)

# 新しく知ったことが多くあった。

# 色々な方々と色々な意見が有り、見解の違いを感じました。

# 初めての試みであったが、このプロセスと方式が用いられる(他のケース)ことを期待する。

# 行政や企業側の参加が少なく、反対意見を聞けない。想像しながら話すようなところが多々あったのが残念。パソコンですぐ情報が整理できたのは、反省点はあるけれど、WSの進行に重要な役割を果たしたと思う。良。

# 最初の新聞記事でもっと明確に、社会実験である趣旨が打ち出されていた方が良かったのではないでしょうか?

# 初めてのワークショップに参加させていただき、とても有意義に感じました。採択されたどのビジョンも行政抜きで実行できにくいものばかりです。次の機会があった時は、ぜひ参加を願っております。

# ファシリテーターの役割が大きい。ファシリテーターによって、発言しやすい、しにくいがあるように思った。(とても発言しやすい雰囲気をつくっていただいた)。人数が少なかったのも発言しやすかった。また、市民は市民でグループだったことも発言しやすい雰囲気をつくっていたように思う。他のプロジェクトで公募市民として参加したことがあるが、専門家といっしょでは、発言しにくく、出来なかった経験があった。今回も不安だったが、自分の意見を言えたように思う。(全体として)スタッフの皆様、お疲れさまでした。そしてありがとうございました。今回、参加させていただいて、感謝いたします。

# ツールをwordexcelではなく、Accessを使った方が、同じ要素を抽出しやすいと思います。

# 参加者のみなさんの想いの強さに感動した。

# 議論の積み残したものがあり、時間が内容に比して足りなかった感じです。

# 最後の重なったところを全員でやるというところを、二日目のように分科会でやるべきでは?13のビジョンをもっと検討する(あわさったり)時間がもっと必要だったと思います。ここがポイントでしょう。

# 決められた時間内で、条件付きで考え、整理し、決定していくということの訓練をしなくては。

 

問1(2)

# 事業計画推進派の議員がいないので、議論が片寄っている。ファシリテーターの力量に差がありすぎる。ビジョン要素の文章が長すぎて、論点が定まらない。専門家の位置づけが不明。

# 全体としては良かったと思います。会場の問題は、もう少し余裕が欲しかったと思います。

# ファシリテーターの役割が重要だと考えます。

# ビジョン要素と行動計画要素のちがいが分からなかった。

# Good.

# ファシリテーターの進め方にずいぶん差があった。前提条件が不明確な中で、かつ時間も区切られた中で、定められたシナリオを世にきちんと出して良いかどうか?議論したことは貴重であっても、本当に今後の取り扱いとして妥当かどうか?

# 進め方が多少複雑。ファシリテーターの能力不足。差。全体討論が不十分。ルールが十分に守られていない。最後の行動計画に矛盾ある。

# シナリオはイメージを与える上で良かった。どのようにして最初のシナリオ(4つ)を作成したかの論拠も示して欲しい。ファシリテーターが内容につっこんでしまうことがあった。

# ファシリテーターの議論へのかかわり方がテーブルによって異なり過ぎだったのではないでしょうか。この点も一つの実験だったのかもしれませんが、本来の「ファシリテーター」の域を越えているような感じを受ける部分がありました。

# 時間がタイト。

# 本日が最初なので、惑いがあった。特に進め方のルール。

# ビジョン、行動計画を要素に分けて離すのは、問題がないか?

# とても良かった。ファシリテーターの方もよく勉強され、方向性に効果があったと思う。

# ファシリテーターは改善が必要だと思います(その時々でまとまりやすい時、話しやすいときがありました)。ファシリテーターの人の意見も含んで、また記録を含んで、検討して欲しい。そして、その結果を公表して欲しい。

# 初めての実験であるにも関わらず、とても良かったと思います。

# どれもこれも時間の制約との戦いの中で、スタッフの皆様方の苦労を感じましたが、時間不足で結論を急がされた部分を感じた。

# 全体会でも議論は難しい(人数が多いから)。混成グループでの案をそのまま投票した方が、よかったように思った(混成グループの各案がすべて同じということがないと思うので)。

# ファシリテーターの方が、意見を言ってしまう場面があり、やりづらい。

# 手法として未成熟ではないでしょうか。その「実験を」三番瀬というデリケートなテーマでやるのは、無責任なことになりはしないでしょうか。参加者は、この
WSが実際の問題解決のプロセスになると大きな期待を寄せていたと思いますが、結果を県の検討会議に伝えてオシマイでは、三番瀬の問題そのものにとっては、ほとんど効果がないと思います。そのことに参加者は、がっかりしないでしょうか―。

# シナリオにしばられ、はじめの議論が進まないところがありましたが、予備知識のない人にとっては有効かもしれないですね。進行について、ていねいな説明があり、助かりました。

# もう少しここらへんの検討をすすめれば、使えると思います。* 集計者注:問1(
1)回答にむかって矢印線を引いて。

# いろいろ大変だったと思います。もう少し楽な運営方法があった気もしますが…。

 

問2

# 出席者の立場が片寄っているので、本音が分からなかった。出席者のバランスが大切。利害関係者が集まれば、もっとまとまらなかったかも

# 私にとっては、全く初めての経験で、大変良い方法だと実感しました。今後の環境問題を考えていく上で、是非積極的に参考にしたいです。今回特に良かったのは、私たち
NGOと漁業関係者と率直に意見の交換ができ、しかも一定の解決の方向が出てきたことは、とても貴重なことと評価しています。

# 三番瀬問題の現状について十分な理解がないため、判断がつきません。

# 多くの意見が聞ける良いワークショップだと思います。

# 問1に書いたような訳で(集計者注:役に立つという回答とともに)


# 参加するメンバーに偏りがあると思われる。いかに多くの立場の方の参加を得られるかがキーだと思う。

# ルールが決まっているため極めて役立つと思う。

# SWではなく、フォーラムをつくるなど、市民のネットワーク、組織化が必要。

# “社会”を大事にしたい。

# この大きな複雑な論争に対してはどうでしょう。今後
NGO、行政がどのように反映していくのか次第だと思います。

# 参加者が広薄?な意向、階層、職業に合わせられない(無関心層を呼べない?ため)

# かなり洗練されたビジョンが出てきたと思う。はじめはかなり混乱していたので。でも、ここから何をするのか、具体的にどう前に進むのかが大事だと思う。

# 様々な意見が集中的に出るのは、良いと思います。

# 公明正大でスピーディーな行政に反映させるために役立つことを願っております。

# どのようにアプローチをしたらよいのか、とっかかりがあるのがよい。そのとっかかりが「シナリオ」だったように思う。

# 様々な立場の人の合意した意見をまとめるのに、有効だと思います。

# 三番瀬の具体的な問題について、議論(理解)が深まらない。

# 合意形成の手法として、有効な手段の一つと思えました。

# 役に立つとは思うが、今回行政・地権者の参加がなかったので。

 

問3

# この会議で対象の問題を考える上で、より多くの皆様と意見交換が出来た点が大変良かった。

# 仕事の関係で、火・土曜日の参加であればしたい。

# 時間がとれれば、参加しても良い。

# 三日も休日がつぶされるのはどうも…。テーマによほど興味がないとなかなか自ら参加とは…。

# ただし、もう少し時間的にタイトでない進行はできないか?

# お疲れさまでした!

# 社会実験(合意形成)シナリオについて大いに関心がある。初めての試みについては賞賛に値します。

# テーマが自分の関心に合えば。

# 実際、実現にどれくらいむすびつくか、によると思います。繰り返しになると、個人的には時間的な負担がとても大きいです。

# アンケート書く時間切れ!!他にも取り上げて欲しいテーマたくさんあり。

# スタッフの皆様、ご苦労様でした。

# 関心のあるテーマであれば、子供に関わる(保育や教育)問題や、まちづくりに関して合意形成の手法を学びたいと思っています。

# ありがとうございました。

# 1回では未消化。

# 三日間はきつい。

# これからの社会づくりは、多角的な立場の人が参加をし、その意見を集約していかなければどうにもならないと感じるので、この手法には興味が持てる。